NPO法人 Smiles for Children Japan

Hair for Children

子どもたちが自信をもって過ごせるように【代表インタビュー】

 2026.03.14

記者:本日は、Hair for Childrenの現代表であり、医学部医学科4年のあわさんにお越しいただきました!
活動への想いや、ウィッグを届ける現場で感じたことについてお話を伺っていきます。本日はよろしくお願いします!

あわ:よろしくお願いします!


Q1:なぜHair for Childrenに入ろうと思ったのですか?

あわ:入学当初から、在学中にボランティア系の団体には所属したいと考えていました。そんな中、学内のイベントで前代表の伊谷野友里愛さんのお話を聞く機会があり、そこでヘアドネーションの活動を知りました。
活動を始めたきっかけや込められた想いを聞いて、とても共感したんです。ちょうど横市でこの活動が再スタートするタイミングでもあり、「ぜひ関わってみたい」と思ってHair for Childrenに入りました。

記者:なるほど。単にボランティアをしたいというだけでなく、活動の背景にある想いに共感したことがきっかけだったんですね。
学生のうちから社会と関わる活動に携わりたい、という思いもあったのでしょうか。

あわ:そうですね。全国から寄付された髪の毛がウィッグになって、それを必要としている子どもたちに届ける。その流れを知ったときに、とても素敵な活動だなと感じました。

Q2:普段はどのような仕事を担当しているのですか?

あわ:現在は主にメール対応を担当しています。お問い合わせへの返信や、ウィッグに応募してくださった方へのご案内・調整などです。
また、可能な範囲で直接お伺いできる地域であれば、対面でウィッグをお届けすることもあります。遠方の場合は郵送で発送し、その後のフォロー対応まで担当しています。

記者:つまり、ウィッグを希望する方と団体をつなぐ窓口のような役割を担っているんですね。

あわ:そうですね。ご案内からお渡しまで関わることも多いので、とても責任のある役割だと感じています。
メールでのやり取りから始まって、実際にウィッグをお渡しする瞬間まで関わることもあるので、活動の重みを感じる場面も多いです。

Q3:代表を引き受けようと思った理由は何ですか?

あわ:ありがたいことに、代替わりのタイミングで前代表のゆりあさんから「どう?やってみない?」と声をかけていただきました。
そのときは正直、自分に務まるのだろうかという不安もありました。でも同時に、「信じて任せてくれているんだ」という想いも強く感じました。
その信頼に応えたい、挑戦してみたいという気持ちが大きくなって、引き受けさせていただきました。

記者:なるほど。不安もありながらも、信頼されたことが大きな決断の後押しになったんですね。

Q4:代表として、メンバーをまとめる上で意識していることはありますか?

あわ:正直なところ、私自身がしっかりまとめられているのか不安に感じることもあります。ただ、この団体は私一人が引っ張っているというよりも、メンバー一人ひとりが主体的に動いてくれていると感じています。
みんなが積極的にアイデアを出してくれるおかげで、今年はこれまでになかった新しい取り組みにも挑戦できています。

記者:つまり、トップダウンというよりも、メンバー全員で団体を動かしているような感覚なんですね。

あわ:そうですね。あえて自分が意識していることを挙げるとすれば、「コミュニケーション」です。特に感謝やフィードバックは、その場ですぐ言葉にして伝えるようにしています。

Q5:代表として、Hair for Childrenをどんな団体にしていきたいですか?

あわ:今いるメンバーが卒業したあとも、その先の世代へと受け継がれていきながら、ウィッグを必要としている子どもたちに届け続けられる団体にしていきたいと思っています。
私たちの団体は学生で構成されているので、どうしても世代交代は避けられません。だからこそ、代が変わっていく中でも、活動に込められた想いや大切にしてきたものがきちんと引き継がれていくことが大事だと感じています。
そして、メンバー一人ひとりが「この活動に関わってよかった」と思えるような、やりがいや楽しさを感じながら続けていける団体でありたいですね。

Q6:活動の中で特に印象に残っている出来事はありますか?

あわ:初めてレシピエントさんにウィッグをお届けしたときのことです。今でも強く印象に残っています。
私がメール担当兼ウィッグ提供担当に就任したのは昨年の夏頃で、その方が初めて、ご案内からお渡しまで一貫して担当させていただいたケースでした。
実際にウィッグを手に取り、試着し、まだ少し慣れない様子ながらも嬉しそうに髪に触れている姿。そして、その様子を写真に収めていらっしゃるお母様の姿を目にしたとき、「ヘアを寄付してくださる皆さまの想い」や「私たちの活動」が、確かにこの瞬間に届いているのだと、肌で実感することができました。

記者:それはとても印象的な瞬間ですね。その時、どんな気持ちになりましたか?

あわ:「ああ、この活動には本当に意味があるんだ」と実感しました。活動の意義を、改めて教えてくれた出来事だったと思います。

Q7:活動を通して、活動を通して初めて関わった方たちとのエピソードを教えて下さい。

あわ:ウィッグを提供させていただく際には、市大附属病院のがん相談支援センターの方々や、病棟の看護師の皆さまに多くのご協力をいただいています。
実際に関わらせていただく中で、医療現場の方々の支え方の幅広さにとても驚きました。というのも、看護師の皆さんは治療そのものだけでなく、患者さんやご家族の生活や気持ちの部分まで、すごく丁寧に寄り添っていらっしゃるんです。

記者:治療だけではないサポートをされているんですね。

あわ:はい。そうした姿を間近で見る中で、「医療って、病気を治すことだけじゃないんだな」と実感するようになりました。
私たちが届けているウィッグも、単に見た目を整えるためのものというより、「安心して学校に行けるようになった」とか「普段の生活に戻れるきっかけ」みたいな、日常を取り戻すための一つの支えになっているのかなと感じています。
だからこそ、ウィッグをお届けする一つ一つの機会を大切にして、レシピエントの方々と丁寧に向き合っていきたいと思うようになりました。

Q8:Hair for Childrenの好きなところはどこですか?

あわ:それはもう、迷わずメンバーのみんなですね!

記者:即答ですね(笑)。

あわ:先輩方も、同期も、後輩も、本当に楽しくて素敵なメンバーばかりです。活動中もいろいろな話で盛り上がりながら進めています。それぞれ得意分野が違っていて、本当に“しごでき”メンバーがそろっているので、日々助けられています。
SNSにも活動中のさまざまな写真を投稿しています(ぜひご覧ください♪)。ですが、あの楽しさや温かい雰囲気は、写真だけではとても伝えきれません!

Q9:医学部の勉強との両立は大変ではありませんか?

あわ:やっぱり試験期間は本当に大変ですね…(笑)
できるだけ早くウィッグをお届けしたい気持ちはあるのですが、課題や試験が密集する時期は、どうしても対応まで少しお時間をいただいてしまうこともあります。

記者:かなり忙しそうですが、何か工夫されていることはありますか?

あわ:コツというほどではないですが、隙間時間の使い方は意識しています。通学時間など、ぼーっとしてしまいがちな時間に勉強するようにしています。

Q9:今後Hair for Childrenで挑戦してみたいことはありますか?

あわ:今後は、大人向けのワークショップにもチャレンジしてみたいと考えています。
これまで小学生から高校生を対象としたワークショップを実施してきましたが、その中で「ぜひ大人向けにも開催してほしい」というお声をいただくことがありました。

記者:確かに、大人の方にも関心を持ってもらえる機会になりそうですね。

あわ:はい。ヘアドネーションの背景や医療とのつながりなども含めて、より深くお伝えできる機会にできたらと思っています。

Q10:最後に、Hair for Childrenに興味を持っている学生にメッセージをお願いします。

あわ:ヘアドネーションの団体とはいっても、メンバー全員がヘアドネーションをするわけではありません。男子メンバーも多く所属しています。Hair for Childrenでは、全国のドナーの方々の想いを「幸運のウィッグ」という形で、ウィッグを必要とする子どもたちへ届ける活動をしています。ボランティア活動に少しでも興味のある方は、ぜひ一度活動に遊びに来てみてください!

記者:本日はお忙しい中、ありがとうございました!


インタビュー協力:Hair for Children 代表 あわ(医学部医学科4年)

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